屈折異常の種類
遠くから平行な光を通した時、1メートル先でピントを合わ
せる力を「1ジオプター」と言い、通常、網膜に正しく像を
結ぶためには約50ジオプターもの屈折力が必要だとされて
います。これが我々の目の基本的な屈折力で、そのうちの
約65%を担っているのが角膜、残りの35%を担っているのが
水晶体です。
ところが、人によって眼球の大きさも角膜や水晶体の形など
も違うため、基本的な屈折力も異なり、通常の屈折力だけで
はきちんとピントが合わない場合が少なくありません。この
現象こそが「屈折異常」です。そして、ぼんやりリラックス
した状態で、網膜の前にピントが合う状態なら「近視」、
網膜の後ろにピントが合う状態なら「遠視」、どこにも
ピントが合わない状態なら「乱視」となる訳です。
中でもどこにもピントの合わない『乱視』は何かと要注意
です。光を屈折させる角膜や水晶体の形にゆがみがあると、
目の縦方向と横方向の屈折の度合いが変わって来るため、
網膜のどこにもピントが合わず、遠くも近くもぼやけて
見えるのが典型的な乱視です。
実を言うと我々の体にはもともとある程度のゆがみがあり
ますから、誰もが多少なりとも乱視なのですが、その強度
によって自然に調節出来る人と出来ない人とがあります。
さらに、乱視には「角膜の表面が不規則に歪んでしまって
いるために生じる不正乱視」と、眼の横方向の屈折力が
縦方向の屈折力よりも強い「倒乱視」「直乱視」「斜乱視」
の3つの分類を持つ「正乱視」の2種類があります。
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